とちあいかストーリー
とちあいかの生まれたところ

栃木県農業総合研究センター
いちご研究所
全国初の「いちごの総合的な研究開発拠点」として2008年10月に開設。
品種開発を行う開発研究室には6名の研究員が在籍。
これまでに「とちおとめ」「スカイベリー」などを開発している。
とちあいか開発者の想い
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いちご王国を支える
品種の開発とちあいかは食味や収量性が優れるだけでなく、見た目の美しさや輸送性も兼ね備えており、とちおとめの後継として十分な特性を有していました。また、低温に強く栽培しやすいため生産者からの評価も高く、2018年に品種登録出願に至りました。
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新品種になれるのは1/10,000
「とちあいか」ができるまでいちごの品種開発は数年かけて行います。 1年目には約10,000株もあった苗が、5年後には1つ残るか残らないかという極めて厳しい確率です。「とちあいか」の場合、大粒で甘く、収穫期間が長くて病気に強いという特性を持つ系統を選抜していきました。 私たち研究員は、育成中のいちごを実際に食べてみて、食感や味わいを調査します。多いときには1日数百個のいちごを食べることも。そんな中で「美味しい!これだ!」といういちごに出会えた際の感動は、何ものにも勝る喜びです。
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これからもオール栃木で
新品種の育成に努めたいそうして生まれた「とちあいか」ですが、おかげさまで農家の皆様はもちろん、実際に購入して食べていただいた方にも非常に高い評価をいただいています。これからも生産者、農業団体、行政が一丸となって、“いちご王国”を支える品種の育成に努めていきたいと思います。